貯金は使わず、家計のやりくりは楽ちん、車のメンテナンスはおまかせしたい人のためのブログです。
この記事を読んで欲しいのは、こんな人!!
- カーリースって、どのような仕組みなのか?
- カーリースの料金って、どのように算出されるのか?
- カーリースって、けっきょくお得なの?
カーリース流行ってます。
これから検討していきたい人も多いと思います。
もしあなたがカーリースを気になっているのでしたら、まずは仕組みをしっかり理解することをオススメします。
~この記事を読んでわかること~
- カーリースの仕組みが理解できる。
- リース料の算出方法が理解できる。
- カーリースがお得かどうか、考えることができる。
【くるまぶ軽カーリース】の運営者、サケノリと申します。
自動車関連の現役営業マンで、業界歴は15年。
カーリースに関しては、今年で3年目です。
カーリースのプロとして、軽自動車の便利・楽・安心なリースプランを提案します。
目次
カーリースの仕組み
カーリースは、リース会社へ毎月リース料を支払うことで、一定期間車を借ります。
新車あであれば、ディーラーから車を購入するのはリース会社です。
つまりリース会社が仕入れた新車を、一定期間あなたに貸し出す仕組みをカーリースといいます。
車検証上の話に切り替えますと、所有者はリース会社、使用者にあなたの名前が記載されます。
オートローンで購入した場合、所有者がローン会社、使用者があなたになるので、これに近い感じになります。
(※所有権が付かず、オートローンでもあなたが所有者になる場合もあります。)
カーリースは車を借りていますが、「わ」ナンバーではありません。
購入した場合と同じで、希望ナンバーやご当地ナンバーも取得できます。
またリースの契約期間中は、あなたご自身の車庫で保管しますので、車庫証はあなたの名前で申請します。
つまり、もし車庫がない場合は、どこかの駐車場を借りることになります。
車はあなたの車庫で管理しますので、いつでも好きな時に、自由に使用できます。
ここまで理解すると、オートローンとカーリースには、違いがあまりないことがわかると思います。
車の所有はしていませんが、レンタカーとは異なりますので、『第三の買い方』などと呼ばれたりもします。
大きな違いとしては、カーリースには契約期間=利用期間がある、ということ。
つまり簡潔に言ってしまえば、契約年数分だけ車を購入する、と考えるのが最もわかりやすいと思います。
カーリースは、『車のサブスク』などとも呼ばれたりします。
サブスク=サブスクリプション、最近主流になりつつある利用方法です。
身近なサブスクとしては、以下のようなものがあります。
- スタディサプリなどの教材
- オフィス365などのビジネス系ソフト
- Netflixなどの動画視聴サービス
- Amazon Musicなどの音楽配信サービス
- その他飲食、ファッション、美容・・・などなど。
これらはすべて、毎月の利用料金を支払うことでサービスを利用できます。
車も同様に、車のサブスク=カーリースの利用がどんどん増えていくと言われています。
リース料金の算出方法
先の項目で、契約年数分だけ車を購入するのがカーリース、と説明してきました。
これについてもう少し深掘りしていきたいのですが、そのためにはリース料金の算出方法を理解する必要があります。
まずは、以下の計算式を見てください。
(新車価格-車両値引-残価)+諸費用+税金+車検代+メンテナンス代÷契約期間=月々のリース料
新車価格・車両値引・残価について
ここでは3つの単語が出てきます。
(新車価格)
車両本体価格に、カーナビやフロアマットなどの希望オプションを加えたもの。
グレードやボディカラーによっても価格は変わります。
(車両値引)
ディーラーで新車を購入する場合、ほとんどの人が値引き交渉をすると思います。
もちろんカーリースでもディーラー値引きはあります。
カーリースの場合、各リース会社ならではの値引き額が交渉済みです。
つまり各公式サイトで表示されるリース料は、きちんとディーラー値引きが設定されています。
あなたが値引き交渉する必要はありませんので、交渉が苦手な人でも安心してカーリースを検討することができます。
(残価)
残価はカーリース独自の言葉で、一言でいえば『将来の車の価値』です。
その将来とは、リース契約が満了する未来のこと。
例えばあなたが新車を現金で購入したとして、5年後に車がいらなくなれば、当然どこかへ売却しますよね?
その5年後の市場価格を予測したものを、残価といいます。
カーリースは予め残価を差し引きします。
つまり5年のカーリース契約であれば、5年後の売却価格を予め差し引きしているので、結果として5年分だけ車を買っている、ということになります。
オートローンと異なり、残価の分だけリース元金が安くなるので、毎月の支払金額もその分下がることになります。
(※但し、カーリースは車両本体以外にも税金や車検・メンテナンス費用が加算されるので、トータル金額としてはオートローンより高くなります。)
>>カーリースの残価設定を徹底解説|オープンエンドとクローズドエンドって何?
諸費用・税金・車検代・メンテナンス代について
さて、残りの費用は簡単です。
さらっと確認していきます。
(諸費用)
車を購入するときに発生する諸費用です。
登録手続き費用や納車費用など、車を購入するときは様々な諸費用が発生します。
それらをまとめて、ここでは諸費用としています。
(税金)
毎年5月頃に請求が来る自動車税。
自動車税は車の所有者に課税されますので、カーリースの場合はリース会社に請求が行きます。
つまりあなたが自動車税を支払いに行くことはありません。
(車検代)
車検時にかかる重量税や自賠責保険、その他点検費用など。
リースプランによっては含まれないものもあります。
(メンテナンス代)
オイル交換やタイヤ交換などの整備費用。
各リース会社によってプランが様々です。
ほとんどの整備をリースに含めるプランもあれば、整備部分はその都度払いにするプランもあります。
リース料金について
さて、ここまで説明が長くなりましたが、以上の項目を契約年数で分割したものが月々のリース料金となります。
最後にひとつだけ補足。
カーリースもオートローン同様に金利がかかります。
カーリースの場合は、金利のことをリース料率と呼びます。
そして以上のことを踏まえると、以下のような結論が出ます。
- リース料率がかかるので、現金一括よりは割高となる。
- 残価が差し引かれるカーリースの方が、オートローンと比較して、車両代に関しては月々の支払金額が安くなる。
- リース料金に税金・車検・メンテナンス代を含めることで、車に対する経費が月々一定額となり、家計ので管理がしやすくなる。
カーリースはお得なのか?
この質問は、カーリースを検討する多くの人からよく聞かれます。
そして多くの人は、『お得=料金が安い』と考えています。
でも料金が安いことが、本当にお得と言えるのでしょうか?
見た目の値段だけで、良し悪しを決めてはダメ
料金が高いか安いかを判断するために、多くの人は比較をします。
例えばスーパーに野菜を買いに行くとします。
目の前のキュウリは1本50円で売っています。
しかし隣町のスーパーでは1本30円だそうです。
さてあなたでしたら、隣町のスーパーへキュウリを買いに行きますか?
当然ですが、30円のキュウリの方が、見た目はお得に思えます。
しかしながら、ここで重要なのは、目に見えない部分の比較です。
例えば以下のような部分ではどうでしょうか?
- キュウリの大きさは?
- 鮮度は?
- 産地は?
- ポイントカードなどの2次的なものは?
- 移動のための手間や交通費は?
実際にキュウリでここまで比較する必要はないと思いますが、言いたいのは目に見える部分だけでは、本当にお得かどうかはわからないということ。
そしてこの記事をここまで読んでいただけたのであれば、あなたはもう下記のことを理解しているはずです。
(見た目)
- カーリースより現金一括の方が、金利がかからないのでお得。
- オートローンの方が、毎月の支払金額が安いからお得。
(本質)
- カーリースは、各リース会社が特別な値引きを実現している。
- 毎月のリース料には税金や車検・メンテナンス費用が含まれている。車を現金やローンで買った場合は、それらの費用は別途お金を支払わなければならない。
- 車を購入した場合、車が不要になったら売りに行かなければならない。手間もかかるし、安く買い叩かれないか?カーリースであれば将来の価格をコンピューターで算出し、予めきちんと将来の下取り価格を差し引いてもらえる。
結論、カーリースがお得かどうかは、人の意見ではなく、あなた自身で考えることだと思います。
あなたは50円のキュウリを選択しますか?
それとも30円のキュウリを選びますか?
くるまぶでは、次のような人へカーリースをオススメしています。
『貯金は使わず、家計のやりくりは楽ちん、車のメンテナンスはおまかせしたい人。』
カーリースの仕組み まとめ
最後に今回のテーマについてまとめておきます。
カーリースとは、リース会社が仕入れた車を、一定期間あなたに定額で貸し出す仕組みのことです。
車検証には、所有者がリース会社、使用者にあなたの名前が記載されます。
また「わ」ナンバーではなく、希望ナンバーやご当地ナンバーも取得可能です。
リース契約期間中の車は、あなたの車庫で保管するので、いつでも自由に使用することができます。
カーリースは、契約満了時の車の価値である、残価を予め差し引いて契約します。
つまり契約した年数分だけの車両代金を支払って、利用することができます。
現金やローンで購入する場合、税金や車検費用、整備代などはその都度お金がかかります。
また車を使用しなくなったら、自分で車を売りに行く手間がかかります。
カーリースは税金や車検費用、整備代などが毎月のリース料金に組み込まれているので、突然の大きな出費がなくなります。
つまり毎月定額で、車を維持・管理することができます。
現金一括、オートローン、カーリースのどれがお得か。
それの答えを、見た目の金額だけで決めるのはオススメできません。
車を手放すまでの長い期間で、どの買い方があなたに有利なのか、便利なのかを考えることが大切です。
カーリースに関するその他の情報は、こちらのまとめ記事が便利です。
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